
CuBerry
研ぎ澄まされた歌と映像で時代に挑み続ける4人のストーリーテラーたち
ナノボロフェスタ2021、GREEN STAGEのトップを飾ったのは、脈々と続く京都シーンの系譜に現れた明らかな才能!同級生+姉妹+従姉妹で構成される新生ライオット・ガール・バンド「CuBerry」だ。バンド名でもある「キューベリー」という妖精を中心とした世界観を軸に、言葉・音楽・物語を通してメッセージを発信するアートユニットであり、ナノボロフェスタには2年連続2回目の出演だ。
これまでのCuBerryの柔らかいイメージとは違った、ソリッドで渋いサウンドのイントロからスタートした1曲目「青い城」で、CuBerryのステージの口火が切られた。Setsuka(映像、ビジュアルイメージ、作詞)の制作する映画「青い城」に登場する女の子の気持ちを歌っており、それは憂いを帯び、悲しみを内包するようにブルーな部分が全編を覆っていた。美意識に貫かれたサウンドとKanaco(Vo、Gt)の凜とした歌声が観る者をSetsukaが作る物語の中へと誘う。